ハーレーに使うバッテリーの値段の違いと廃棄に関する注意点

メーター

ハーレーも他のバイクと同様にバッテリーを搭載しています。
ライトやウインカーを点灯させる他、エンジン始動に必須なセルモーターの回転にバッテリーの電気が欠かせません。バッテリーの性能が落ちるとハーレーの走行にも影響が及ぶことから、高品質で長持ちするバッテリーを選ぶことが愛車を労わることにも繋がります。ひと口にバッテリーと言ってもその種類は様々であり、バイク用の表記があるバッテリーのすべてがハーレーに適しているわけではありません。そのため、バッテリーを交換する際は十分に注意する必要があります。
ハーレー用のバッテリーは大別するとハーレー純正の物と社外メーカーの物があり、それぞれ値段や性能が違います。

ハーレー純正のバッテリーは安定性に富み、長持ちするのが最大の利点です。純正品だけあり、車体の性能に合致した作りになっているので安心して使うことが可能です。
製品によっては約4万から5万円と値段が高いのが欠点とも言えますが、走行中の振動に強い作りなので長期的に見れば決して高額な出費ではありません。密閉構造なのでメンテナンスフリーであることも利点のひとつですが、長期間の放置による劣化を避けるにはこまめな充電が必要になります。

ハーレー以外のメーカーが作るバッテリーは1万円以下の格安品も多く、交換時の出費を低く抑えるのに便利です。バッテリーとしての基本的な性能は備わっているので、走行の際に不具合に見舞われるおそれはほとんどありません。

しかし、社外メーカーの格安品は純正バッテリーよりも耐久性が低く、走行時の振動で著しく劣化することもあります。また、製品によってはハーレーに適合しない物もあるので購入時の確認を怠ってはいけません。交換した後の古いバッテリーはバイク販売店や解体業者に廃棄を依頼するのが無難な方法です。
バッテリーには硫酸や鉛などの有害物質が使われているので、家庭ごみのようにそのまま廃棄することはできません。地域のごみ出しルールに沿って適切に処分するのがハーレー愛好家の責務と言えます。

ハーレー集合